2016年3月9日水曜日

じゃがいも植付け

 数日前からウグイスが鳴いています。まだまだ鳴き方は下手ですが、春が近いということを教えてくれています。そろそろジャガイモの植えどきです!

 ののま自然農園、泉圃場。昨日の雨で水浸し。一応ジャガイモを植付けるところは、この中でも水はけの良いところを選んでいますが、それでも土が湿って重い…。ジャガイモ(に限らずほとんどの作物)は水はけの良いところを好むんですが…大丈夫か…?
 大丈夫だと信じて、三角ホーという道具で溝を切っていきます。
 ひとつの畝に2本溝を切りました。深さは10〜15cmほど。ほんとはもうちょっと深くしたいんですが、水はけの悪い土地であまり深く掘ると、水が溜まって腐ってしまう可能性があります。
  ほんの気持ちばかり排水を良くするために、溝には籾殻燻炭をまいておきます。

 さてさて種芋を伏せていきますよ。種芋の間隔は、足ひとつ分強。だいたい30cmちょっとです。2本の溝で種芋が互い違いになるように置いていきます。
 切った種芋は通常切り口を下にして(芽が出る方を上にして)植え付けますが、ここでは逆にします。切り口を上(芽が出る方を下)にすることで、芽が一旦下に出るので、新しい芋ができる位置が少し下になり、地表に出てしまうおそれが少なくなります。また、芽が地表に出るまでに時間がかかるので、3〜4月の遅霜にさらされる心配も少なくなります。さらに、強い芽だけが地表に現れるので、芽かきの手間が少々省けます。そんな理由で逆さ植えにしましたが、この水はけの悪い土地で、吉と出るか凶と出るか…。

  そんなことを考えながら、種芋、置き終わりました。きれいなのでこのまま眺めていたいですが、ちゃんと土をかぶせますよ。

 おっとその前に、種芋の間に、山の表土と籾殻燻炭をブレンドしたものをひとつかみ置いておきます。これが種菌となって、畑の生物相が豊かになってくれる…はず。

 この上に土をかけて、ジャガイモ3種類、植付け完了!収穫は6〜7月。健闘を祈る。

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